令和3年度 高校柔道部3年生送別会

令和4年2月6日(日)に本校の大谷記念講堂において、高校柔道部の3年生送別会が行われました。

 送別会の前には、11時00分より本校柔道場にて3年生VS1・2年生の記念対抗戦を行い、全員戦、5人戦ともに3年生が勝利し、とても盛り上がる試合となりました。
 
 送別会は高校2年生、1年生の保護者(柔道部後援会)が中心となり、企画、運営を行っていただき、14時00分から約2時間の会となりました。
 今年度も新型コロナウイルス感染拡大の対策を十分に行いながら、例年とは異なる形で時間を短縮して実施させていただきました。

 今年度は14名の卒業生とコロナの影響で途中帰国した水埜光琳君を合わせて15名がおり、卒業生にはご来賓の方々からのメッセージや、監督からの紹介もあり、記念品として額入りの記念柔道着、黒帯が授与され、「卒業」ということを実感したのではないでしょうか。

 今年度の3年生のチームは、とても仲が良く意識の高い選手が集まったとても前向きなチームでした。キャプテンの片山凪がチームをうまくまとめて、強い絆で結ばれた素晴らしいチームだったと思います。
 団体戦では、2年時、県新人戦で準決勝にて育英高に勝利し、決勝に進出。決勝では神戸国際附高に敗れたものの、準優勝という素晴らしい結果でした。県総体では、神戸国際附高に敗退した悔しさを噛みしめて臨みましたが、準決勝にて神戸国際附高に敗れてしまいました。ただ、最後の試合は3年生の意地が見られる試合が多く、この学年の底力を見ることができました。
 個人戦では、1年時、81kg級にて片山凪が全日本カデに出場。片山は3年時には、90kg級にて県総体で優勝し全国総体(インターハイ)に出場。長野県で行われたインターハイでは、持っている力と勝負強さを発揮して決勝まで進出、堂々の第2位に入賞しました。その後は、全日本の強化B指定に選出され、講道館杯に出場する予定でしたがコロナウイルスの感染者が増加したことで大会が直前で中止となるなど悔しい経験も多くありましたが、輝かしい成績を残してくれました。

 3年生全員、この3年間で努力をしてきた過程は、今後の人生において必ず役立ちます。また、大きな自信になると思います。この3年間で悔しいと思ったことを忘れずに、常に前向きにそれぞれが進む道でさらに努力して成長し、必ず花が開くことと思います。

 この報徳学園柔道部で3年間、6年間頑張ったということを自信にし、しっかりと胸を張って、堂々と巣立ってもらいたいと思います。

 さらに、今年度もイベントにて卒業生が両親にブーケと感謝の手紙を渡しました。時間の関係上、今年度もその場での手紙の読み上げができなかったことは残念ですが、今までの感謝の気持ちがたくさんこもった素晴らしい手紙を書いてくれていました。
 
 この3年間はやはりご両親の支えがあってこそのものだということを改めて実感し、在校生にとっても良い刺激になったのではないでしょうか。
 
 在校生からの言葉として現主将の鬼塚勇芯が代表して行い、感動的な言葉を送り、卒業生たちの心に大きく残るものとなりました。

 3年生はこれから大学や専門学校、社会へと進みますが、それぞれの場でさらに飛躍してくれることを期待しています。「以徳報徳」「積小為大」の精神を忘れずに、精一杯頑張ってください!

 3年間、もしくは6年間卒業生の保護者の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。これからも変わらず報徳柔道部をご声援いただければと思います。宜しくお願い致します。

 最後になりましたが、高2、高1の柔道部後援会の皆様には、今回の送別会を開催するにあたりまして、企画や運営を行っていただきまして、誠にありがとうございました。御礼申し上げます。

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