平成28年3月12日(土)、灘中学校・高等学校で、午前は柔道場においてブータン王国柔道チームとの合同練習、講道館長上村春樹先生の講習会に参加し、午後は大講堂において「日本武道学会柔道専門分科会」「KOBE自他共栄CUP実行委員会」共催シンポジウムに参加しました。
午前中はブータン王国の柔道チームと練習を交えて交流をはかり、ブータン王国柔道チームが翌日のKOBE自他共栄CUPに出場するということで、軽い練習ではありましたが、非常に有意義な時間を過ごすとともに素晴らしい経験ができました。
また、練習の終盤には講道館長の上村春樹先生の講習会が実施され、柔道の重心や、技の入り方、釣り手の使い方など、非常に細かくご指導いただき、生徒たちは目を輝かせて真剣に話を聞いていました。技の講習の際には、大内刈で1年の田中、背負投で2年の木佐貫がそれぞれ個別にご指導いただきました。ありがとうございました。この講習会で学んだことを今後の練習で生かして、次の大会へ向けて頑張りたいと思います。
午後は場所を変えて、灘中学校・高等学校の大講堂で「これからのグローバル社会において中学校・高等学校の柔道教育がもたらすもの」という題のシンポジウムに参加し、甲南大学准教授の曽我部晋哉先生の「フランス・ドイツにおける柔道人口拡大に対する取り組みと両国が抱える問題点」、灘中・高等学校長の和田孫博先生の「嘉納治五郎と灘中・高等学校」、灘中・高等学校教諭の鴨野博道先生の「イギリスのパブリックスクールにおける柔道教育」、ブータン柔道協会会長のカルマL・ドルジさんの「ブータンの柔道事情と柔道教育に期待するもの」という講演を聞きました。グローバルな観点から柔道教育を考えることができ、今後の柔道修行にとても役立つ内容となりました。
一日の間に、多くの経験をすることができました。今後も感謝の気持ちを忘れずに練習に励み、夏の総体に向けて精進したいと思います。