令和3年2月7日(日)に本校の大谷記念講堂において、高校柔道部の3年生送別会が行われました。
高校2年生、1年生の保護者(柔道部後援会)が中心となり、企画、運営を行っていただき、10時00分から約2時間の会となりました。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大の対策を十分に行いながら、例年とは異なる形で時間を短縮して実施させていただきました。
今年度は13名の卒業生がおり、卒業生にはご来賓の方々からのメッセージや、監督からの紹介もあり、記念品として額入りの記念柔道着、黒帯が授与され、「卒業」ということを実感したのではないでしょうか。
今年度の3年生のチームは、とても明るくパワーと勢いのある個性豊かなチームでした。キャプテンの板野隆信がチームをうまくまとめて、強い絆で結ばれた素晴らしいチームでした。
団体戦では、2年時、県新人戦で優勝した育英高に敗退した悔しさを噛みしめて、近畿新人大会では第5位に入賞。準々決勝はあと一歩で京都学園に勝利という素晴らしい試合内容でした。また、私学大会では準決勝で神戸国際附を代表戦の末破り、決勝でも重量級の多い神港学園に対して引くことなく勝利し、優勝することができました。7人戦で行われる私学大会で、この学年のチーム力を見せつけることができました。
個人戦では、1年時、55kg級にて松本登喜定が全日本ジュニアに出場。3月に60kg級の松本登喜定、66kg級の岸武蔵がそれぞれ全国高校選手権に出場しました。岸武蔵はこの大会で決勝まで進出し、堂々の第2位に入賞しました。その後は、全日本の強化B指定に選出され、3年時に講道館杯に出場するなど輝かしい成績を残してくれました。
3年生の全国総体(インターハイ)は兵庫県開催ということで、団体個人ともに出場が大いに期待されましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のために大会がすべて中止となり、最後はとても悔しい思いをしました。しかし、この3年間で努力をしてきた過程は、今後の人生において必ず役立ちます。また、大きな自信になると思います。この3年間で悔しいと思ったことを忘れずに、常に前向きにそれぞれが進む道でさらに努力して成長し、必ず花が開くことと思います。
この報徳学園柔道部で3年間、6年間頑張ったということを自信にし、しっかりと胸を張って、堂々と巣立ってもらいたいと思います。
さらに、今年度はイベントにて卒業生が両親にブーケと感謝の手紙を渡しました。時間の関係上、例年行っているその場での手紙の読み上げができなかったことは残念ですが、今までの感謝の気持ちがたくさんこもった素晴らしい手紙を書いてくれていました。
この3年間はやはりご両親の支えがあってこそのものだということを改めて実感し、在校生にとっても良い刺激になったのではないでしょうか。
在校生からの言葉として現主将の片山凪が代表して行い、涙ありの感動的な言葉を送り、卒業生たちの心に大きく残るものとなりました。
3年生はこれから大学や専門学校、社会へと進みますが、それぞれの場でさらに飛躍してくれることを期待しています。「以徳報徳」「積小為大」の精神を忘れずに、精一杯頑張ってください!
3年間、もしくは6年間卒業生の保護者の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。これからも変わらず報徳柔道部をご声援いただければと思います。宜しくお願い致します。
最後になりましたが、高2、高1の柔道部後援会の皆様には、今回の送別会を開催するにあたりまして、企画や運営を行っていただきまして、誠にありがとうございました。御礼申し上げます。